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大地の芸術祭と北川フラム氏

大地の芸術祭と北川フラム氏

4D/GROUNDWORK
2025年1月
8分
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北川フラム氏との出会いは十数年前。とある格闘家のクライアント様から「奄美大島の復興のために何かしたい。助けてもらえないか?」と相談があり、当時親しくしていただいていた別のクライアント様(現在では日本を代表する企業の海外CEO)と知恵を絞り合い、結果フラムさんに直談判に伺ったことがきっかけでした。

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フラム氏曰くまずは芸術祭の本質と実際の現場を知ってほしいと。ついては新潟で行われている「大地の芸術祭」の運営サポートをしながら芸術祭とは何かを深く理解して学びなさいとおっしゃり、関わることとなりました。

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フラム塾という私塾の立ち上げの際には、私は初代の塾長に任命いただき、フラムさんのすぐ近くで学ばせていただく経験を得て、信頼関係が益々深まりました。

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実際にアート作品を製作もしくは搬入設置する前に、その舞台となる古民家の掃除や物品の片付けたり、古民家の床に藁を敷き詰めたり、膨大な配線や下地の設営をしたりというような、地味で根気の要る作業を私もボランティアとしてコツコツと行いました。

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芸術祭に関わりながら、何百年も続いてきた地域の食文化や伝統の素晴らしさ美しさを目の当たりにし、近年そういうものが徐々に形骸化したり失われていく危機を実感しました。

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日本独自の文化や芸術、素晴らしい建造物の価値を海外のトップアーティストや建築家の力を借りて世界中に発信する。そんなフラムさんの企画力、行動力、推進力に感動し、大いに刺激を受けました。

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日本の地方の芸術祭に世界中から多くの人が集まることで、その地域の雇用を創出し、移住者も増えます。地域や世代やジャンルを超えた協働がそこに生まれます。

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週末、都会の若者たちが芸術祭を訪れ、日頃忘れられている日本の原風景に触れ、芸術に込められたメッセージを受け取り、ワークショップや農業も体験する。魂は解放され、心身ともに癒され、十分に英気を養い、また都会の日常に元気に立ち戻る。そんな連鎖を目のあたりにしました。このことの社会的な意義の大きさは計り知れません。

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また「棚田バンク」では私たちも毎年お客様や仲間たちと共に田植えをし、秋には「4D/GROUNDWORK米」収穫の喜びを分かち合いました。座学だけではわからないことは実に多く、一から十までを現地で実践できたことは、とても有意義でした。この数々の豊かな経験は私の何よりの宝物です。

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私と共に芸術祭の様々な企画やツアーのために新潟に足を運んでくださったお客様、友人、すべての参加者の皆様に、この場を借りて改めて深く御礼申し上げます。 北川フラムさんの近くで様々な街おこしの現実を学ばせていただき、深く感銘を受けました。 私も生涯、私なりのアプローチで、日本を美しく、豊かにするために微力ながら努めて参ります。

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